技術的負債への取り組み『CLEAR』とは
こんにちは、古田です。
最近はボルダリングやらランニング(Pokemon GO)を始めましたが、、
暑いですね。
夏に始めるもんじゃないと思いつつ継続するために奮闘中です。
さて、今回は我が部署で6月頃から始めた新たな取り組みをご紹介します。
その名も『CLEAR(クリア)』です。
サービスローンチ以降、スピードにこだわって機能開発を進めてきました。
1名のエンジニアが立ち上げたサービスも、
現在はアプリ含めて10名ほどの技術者・デザイナーで開発しています。
歴史と共に、当然ながら技術的負債も蓄積されてきました。
この負債による負担が、引換に得られるスピードをいよいよ越えてきたので、
通常の開発業務と切り離して時間を取ることにしました。
CLEARとは
1ヶ月に1日を丸っと使います。
約20日勤務のうちで1日なので5%ほどを投資していることになります。
この取り組みには2つの目的があります。
① 重要だが緊急度の低いタスクを推進
技術的負債が原因で影響範囲を把握しづらく不具合が発生しやすくなっています。
結果として必要以上に労力がかかったり不具合対応に追われるために本質的な開発時間が削られます。
また会社の規模が大きくなり他部署とのやりとり(問い合わせ対応やデータ出力など)も増えました。
それらに対して、リファクタリングや作業自動化を行うことで集中できる環境を自分たちの手で整えていくこと。
これが1つ目の目的です。
② 個人QCD管理能力の成長
1日という限られた時間の中で完結させるためにQCD管理が大事です。
事前の準備から正しい工数設定、また当日の集中力も含めて生産性を最大化する工夫を徹底して行います。
完了後には毎回KPTで振り返りながら運用フローも改善しています。
QCDへの意識付けとスキルアップ、これが2つ目の目的です。
このような背景から、
・働く環境を綺麗に整える
・成長するという目標を達成する
という意味を込めてCLEARと名付けられました。
ちなみに、、ロゴも作っちゃいました!
改善は1回で終わるものではない。
継続して繰り返し推進していく、という思いが込められています。
どんなことやってるか
事前準備
作業内容はメンバーが自分で決めます。
困っていること・開発効率を下げている要因を元に時間内で出来ることをピックアップします。
他部署からデータ修正の依頼が多ければ、それを機能化してしまうとか。
手動のテストに時間を取られているのであれば、E2Eテストを書くとか。
それらをタスク管理ツールのTrelloへ、タスクカードを作成していきます。
ここまでを1週間前に済ませておきます。
作業開始
開始時刻の少し前に集まって1人1分ずつ意気込みをアウトプット。 そしてもくもく作業スタートです。 思い思いのスタイルで開発しています。
ランチ
お昼ご飯もみんなで取ります。
集中時間を少しでも確保するために出前を注文。
たまたま最初に頼んだハンバーガーが人気で2回目も同じところに頼みましたw
そして、また各自作業へ没頭していきます。。。
作業終了
テストも込みでその日にやりきるため最後の方はバタバタしますが、、
無事に完了して締めの時間を少し取ります。
また各自1分程度で振り返りをアウトプットして終了。
皆やりきった感でいっぱいです。(疲れ気味?)
頑張ったあとは、、、
飲み行きましたw この日は美味しい串焼きをいただきました^^
おわりに
毎回、たった1日とは思えないほどのアウトプットがあります。
また各自が必要だと思ったことに取り組み課題解決していくため
モチベーションも上がるので本当に良い取り組みだなと思っています。
そんな現場主導の取り組みをしている開発体制に興味ある方、
気軽に遊びに来てください〜^^
CLEARについて、その他開発体制で工夫していることなど
是非いろいろなお話させてください。
以上!